ストーリーも味わいたい「アメリカの伝統菓子やクイックブレッド」

アメリカの伝統的なお菓子
アメリカの伝統的なお菓子

アメリカのお菓子、と言えば、濃厚なチーズケーキ、グレーズたっぷりのドーナツ、カラフルでポップなカップケーキなど、ダイナミックでボリュームのあるスイーツが浮かびます。

今回ご紹介するのは、素材の味を生かした、シンプルだからこそ力強い、懐かしいのに新しい焼き菓子やクイックブレッドです。
発酵いらずで作りやすいクイックブレッドや、伝統的なお菓子の世界を、原亜樹子先生に教わりました。

原亜樹子さんプロフィール

原 亜樹子さん プロフィール

菓子文化研究家。千葉県生まれ。

アメリカ・イリノイ州の高等学校へ留学・卒業後、東京外国語大学で食の文化人類学を学ぶ。卒業後、国家公務員として特許庁に入庁。入庁6年目に退職し、菓子文化研究家へ転身。ル・コルドン・ブルー(東京校)で菓子ディプロム取得。

製菓衛生師、ティーインストラクター(日本紅茶協会認定)。近著に『朝食ビスケットとコーンブレッド』(グラフィック社)『アメリカ郷土菓子』(パルコ出版)ほか。訳書に『ミエッテのお菓子』(クロニクルブックス・ジャパン)。

原亜樹子さんおすすめ
アメリカの伝統的なお菓子の世界

原亜樹子さん

名刺交換の際など、アメリカの食について、調べては書いていることをお伝えすると、よく「調べるほどあるのですか?」と驚かれます。

そんなときは、たとえば、アメリカインディアンに由来する、コーンブレッドやプディングのこと。秋に林檎園併設の「Cider Mill」で楽しめる「アップルサイダー」のこと。種を蒔きながら、林檎を西へと広めた伝説の開拓者、ジョニーアップルシードのこと。そんなことをお話しますが、それもアメリカの食のほんの一面に過ぎません。

17歳の頃から、アメリカ各地の食を訪ねる旅を重ねてきましたが、まだまだ知らないことがたくさん。アメリカは広大で、様々な歴史や問題を抱え、その食を簡単に理解するのは難しいなあと思います。

トウモロコシのお菓子

トウモロコシのお菓子

アメリカ大陸原産のトウモロコシは、アメリカインディアンから入植者へと伝わり、今に至るまでアメリカの食卓には欠かせない存在です。

加工品も多く、用途も様々。ブレッド類やお菓子では、粒そのものを使うことは少なく、たとえば粉の全量、あるいは一部にコーンミールを使う「コーンブレッド」や「ジョニーケーキ」、コーンスターチをとろみ付けに使う、ミルクのプディング「コーンスターチプディング」、コーンシロップを使う、甘い「ピーカンパイ」や、カリっと香ばしいキャンディ「ピーナッツブリトル」、さらに、溶かしたマシュマロでポップコーンをまとめる「ポップコーンボール」などがあります。

モック料理とお菓子

モック料理とお菓子

何でも手に入る今では、あまり一般的ではないけれど、何だか気になるアメリカの食べ物に「モック=Mock(=見立て、まがいもの)」料理やお菓子があります。

経済的、もしくは季節的な問題など、何らかの理由で材料が手に入らないときに、代用品を使うなどして、本物に近づけようと工夫をした食べ物のことです。

よく知られている「モック・アップルパイ」は、林檎の代わりに、レモンとスパイスの効いたシロップを吸わせたクラッカーをフィリングにします。フレッシュな林檎も、保存用の干し林檎も底を尽いたときに生まれたと言われ、食感こそ林檎とは違うけれど、不思議とアップルパイの風味が楽しめます。

ストロベリー

クイックブレッドとストロベリーショートケーキ

アメリカン・ベイキングでは、伝統的に膨張剤が多用されてきました。卵を泡立てたり、イーストで発酵させたりするより、安価で手軽で確実に膨らむ膨張剤が支持され、発酵パン以上に無発酵のクイックブレッドが親しまれてきました。

そんなアメリカでストロベリーショートケーキといえば、主にビスケットが使われます。オーブンで、サックリふっくらと焼き上げる、クイックブレッドであるビスケットは、食事のお供に欠かせない存在。手間のかかるパイやスポンジケーキではなく、身近にいつもあるビスケットを、デザートにも使うというのは、自然な流れだったのでしょう。合理的であることも、アメリカのキッチンの特徴の一つです。

原亜樹子さんの新刊は、
アメリカの伝統的なクイックブレッドのレシピ本!

朝食ビスケットとコーンブレッド なつかしくて新しい、アメリカ南部のクイックブレッド

朝食ビスケットとコーンブレッド
なつかしくて新しい、アメリカ南部のクイックブレッド

「ビスケット」と「コーンブレッド」は、長い間アメリカの食卓を支えてきた、伝統的なクイックブレッド(無発酵パン)。どちらも手の温もりが感じられる「Comfort Food(癒しの味、懐かしさを感じるほっとする味)」で、特にアメリカ南部の味として知られます。

本書では、ビスケットやコーンブレッドに加え、それらを使ったサンドイッチや煮込み料理など、日本ではあまり知られていないアメリカの家庭料理を歴史的背景とともに紹介しています。

原亜樹子さんの
材料選びの視点やこだわり

原亜樹子さん

おいしさと健康に直結する材料選びには、気を使っています。

まずは、国内の生産者による良質なものがあれば、できる限り使いたいと思っています。たとえば焼き菓子に使う小麦粉は、良質な国内産の粉が豊富に揃うクオカさんでいろいろ試し、比較的たんぱく含有量が高く、アメリカン・ベイキング特有の、香ばしさや力強さが再現できる、北海道産のクーヘンを愛用しています。

ただ、アメリカ菓子の材料のすべてを国産で揃えることは難しいので、そういった場合は、主にアメリカ産の良質なもの(オーガニック、あるいは添加物に気を付けているもの)を選びます。
頻繁に使うコーンスターチやコーンミールなどのトウモロコシ製品は、良質の国産のものとまだ出会えていないので、クオカさんに期待しています(笑)。

クオカのレシピで作るアメリカンスイーツ

発酵いらずで作りやすいクイックブレッドをはじめ、手軽さが魅力のアメリカ菓子。しっかりボリュームがあり、お食事代わりとしてもおすすめです。クオカでもご紹介しているレシピを集めました。

アメリカンコーンブレッドのレシピ

アメリカンコーンブレッド

アメリカンブルーベリーマフィンのレシピ

アメリカンブルーベリーマフィン

アメリカンチェリーパイのレシピ

アメリカンチェリーパイ

アメリカンチョコチップクッキー

アメリカンチョコチップクッキー

アメリカンピーナッツバタークッキー

アメリカンピーナッツバタークッキー

原亜樹子さんの
おすすめ商品

原亜樹子さんの新刊「朝食ビスケットとコーンブレッド」の中でもお使いいただいている、おすすめ商品がこちら。良質な国産素材やオーガニックの原料を多数揃えています。

  • 【有機JAS】強力粉500g
    【有機JAS】強力粉500g
  • 北海道産製菓用薄力粉(クーヘン)1kg
    北海道産製菓用薄力粉(クーヘン)1kg
  • コーングリッツ250g
    コーングリッツ250g
  • 【有機JAS】コーンミール680g
    【有機JAS】コーンミール680g
  • コーンフラワー250g
    コーンフラワー250g
  • 北海道産ライ麦(細挽)250g
    北海道産ライ麦(細挽)250g
  • 【有機JAS】全粒粉(強力タイプ)500g
    【有機JAS】全粒粉(強力タイプ)500g
  • ナチュラルイースト7g×3
    ナチュラルイースト7g×3
  • ラムフォードアルミニウムフリーベーキングパウダー114g
    ラムフォードアルミニウムフリーベーキングパウダー114g
  • よつ葉フレッシュバター(食塩不使用)450g
    よつ葉フレッシュバター(食塩不使用)450g
  • 【有機JAS】ショートニング680g
    【有機JAS】ショートニング680g
  • ピュアピーナッツオイル250ml
    ピュアピーナッツオイル250ml
  • 【有機JAS】モラセス350g
    【有機JAS】モラセス350g
  • 北海道産ビートグラニュー糖1kg
    北海道産ビートグラニュー糖1kg
  • 【海外認定】ゲランドの塩(顆粒)125g
    【海外認定】ゲランドの塩(顆粒)125g

もっとお手軽にアメリカンスイーツを楽しむなら

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アメリカンスイーツミックス

シアトル系カフェのようなアメリカンスイーツのおいしさをご家庭で

大きめサイズでしっかり甘い、リッチなマフィンやクッキー。ナッツやフルーツがたっぷり入った食べ応えのあるスイーツたちの、あの独特の香りや食感が手軽に出せるミックス粉です。

食べ比べてみると、他のクッキーミックスやマフィンミックスとの違いは歴然!お子様はもちろん、カフェスイーツ好きの大人の女性もきっとはまってしまうおいしさですよ。
お供にはもちろん、相性抜群のコーヒーをたっぷり用意してくださいね。