幸せの味がした不細工なチョコレート

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松本いく子さん

WEB、出版ディレクター。これまで、料理や飲食店関係の雑誌や書籍、webサイトなどの編集、執筆を数多く手がける。

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柔らかな物腰の松本さんが企画、編集されたページには、彼女らしい温かみがいつも込められています。今回は、じんわりくるけれど、ちょっと笑ってしまう、プライベートの貴重なエピソードを教えてくださいました。

6年前のバレンタインのことです。 「えっ、あのチビたちが作ったの!?」。手元に届いたブリキ缶を開けてみると、ちょっと不細工な形をした手作りチョコレートが入っています。 生トリュフ、ナッツやパフ入りのチョコ、犬型クッキー、チョコ入りのミニマドレーヌ……。送り主は名古屋に暮らす弟家族でした。 慌てて電話をすると「奥さんと息子2人はもちろん、オレも一緒に作ったんだ」と照れ臭そうな返事。
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甥っ子らは幼稚園の年長と小学校2年生で、忍者ごっこやプロレスに夢中の盛り、弟は髪が薄くなり始めたオジさんです。 早速一口食べてみると「ごほっ!」と悶絶するなんとも残念な味……。それでもお菓子作りとは縁遠そうな男子たちが悪戦苦闘する姿を想うと、今でも胸が温かくなる最高の思い出です。