今でも甘ずっぱい、いつかのバレンタイン

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みのたけ製菓(河村愛子)さん

ル・コルドンブルー東京校にてフランス菓子と料理を学び、2012年より「みのたけ製菓」として活動。野菜や果物のパウダーを使用したアイスボックスクッキーが人気で、著書に『みのたけ製菓のアイスボックスクッキー』(誠文堂新光社)、『初めてでも失敗しない みのたけ製菓のアイスボックスクッキー完全レシピ』(講談社)がある。

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印象的なアイスボックスクッキーで知られるみのたけ製菓、河村さん。自然の色合いを活かした作品の裏には、過去の失敗の数々もあるのだとか……。今回は、甘酸っぱいバレンタインのエピソードもあわせて教えてくださいました。

子供の頃からお菓子作りに興味があったので、機会があると本を見ながらクッキーやチョコレートに挑戦していました。とはいっても、ポマード状のバターと溶かしバターの違いや、チョコレートにテンパリングが必要なことなどはまったく理解していませんでした。 なので、高校時代のバレンタインも板チョコを溶かしてナッツを入れ、固め直した力技でした。 それを缶に詰めてコインロッカーに。 片思いの彼にはロッカーの鍵を渡すという、高校生の私なりになんとか印象づけたいと頭を捻った変化球でした。 溶かして固めた口溶けの悪いチョコといい、ロッカーの鍵作戦といい、こっぱずかしくも懐かしい10代の思い出です。 その後もチョコレートも焦がしたり、製菓用じゃないチョコを使って分離させたり、家でも料理学校でも失敗を繰り返しました。 とにかく私はお菓子作りで失敗が多いのです。 何回もトライして、失敗して、チョコレートの性質や失敗の原因を徐々に理解し、お菓子作りのコツを学びましたが、いまだにブラウニーに大きな穴をあけてしまうといったチョコレートの失敗をやらかしてしまいます。
犬のアイスボックスクッキー

これを使えばみのたけ製菓さんみたいな仕上がりに!

私が製作している動物の顔のアイスボックスクッキーに欠かせない材料です。 ほぼ全ての動物の目のパーツに使うのですが、cuocaさんのブラックココアは他のものよりも真っ黒に仕上がるので、常に数袋ストックしているお気に入りのアイテムです。 黒っぽくではなく、真っ黒になるというのが重要で、黒くしたい部分が真っ黒に焼き上がると、クッキー全体の印象が引き締まって、キリッと仕上がります。 私はブラックココアと森永のロイヤルココアパウダーを2:1の割合でクッキー生地に。 ココアの風味の黒生地にしています。