2015年2月20日

姿変われど名は変わらず。 昔の名前でやっています。

桜のようかん

明日2月21日は夏目漱石の日だそうです。
漱石といえば日本を代表する文豪のひとりですが、
実は大の甘党だったそうですね。

処女作「吾輩は猫である」の中では、

「『いやー珍客だね。(中略)この菓子はいつもより上等じゃないか』と藤村の羊羹を無造作に頬張る。」
(引用:グーテンベルク21「我輩は猫である(上)」

と、かつて東京の本郷にあった藤村菓子舗の羊羹を取り上げています。

また、「草枕」の主人公のセリフに、

「余はすべての菓子のうちでもっとも羊羹が好だ。…」
(引用:青空文庫「草枕」)

という一節があるほど、自身も羊羹好き。
物書きという職業柄、一日中頭脳を使っているわけですから、
そりゃ甘いものを欲するのも当然かと。

ところでなぜ和菓子なのに、「羊」の「羹」なのか?
よく考えると不思議な名前。気になったのでざっくり調べてみました。

もともとは中国の料理で、羊羹は字のごとく羊肉を煮た汁物を意味します。
それが日本に伝わるタイミングで、その時代背景から羊肉の代わりに
小豆を用いた精進料理に変化し、今の羊羹の原型になったとか。

姿変われど、名は変わらず。 昔の名前でやっています。
中国にいるときゃ羊と呼ばれたの的な過去、
いや歴史のあるお菓子だったんですね。

ECチーム 粟倉