2016年12月20日

ついにデビュー!cuoca×CHIYODAオリジナルマンケ型開発ストーリー

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cuoca×CHIYODAくまちゃん8個型の発売開始から2年。ついにcuoca×CHIYODAオリジナル商品に、新商品が加わりました。

今回の新作は、cuoca×CHIYODAでは初となる「マンケ型」。

これまでクオカで取り扱いしてきたのは、マドレーヌ型くまちゃん型のような連結型、パウンドケーキ型、食パン焼型の大きく3種類。これに新しく加わったのが「マンケ型」です。

「ヘラ絞り」のマンケ型がデビューするまで

今回の新しい「マンケ型」は、「ヘラ絞り」という手法が用いられています。
その言葉に出会ったのは、1年以上前に千代田金属工業さんに打ち合わせでお邪魔したとき。「ヘラ絞り」っていう手法があって、その作業工程を伺うと、想像だけでなにやら面白い。何かできないものかとずっと考えていました。でも、「ヘラ絞り」では、マドレーヌ型のような個型を作る行程とは違い複雑な模様はできず、まるいシンプルな型しかできません。シンプルな型がお客様に受け入れていただけるのか…と迷いがあり、ずっと温めてきてしまいました。そして、今年の春、そろそろ何かcuoca×CHIYODAの新作を作りたいという話が出た際に、もう一度「ヘラ絞り」で作る型について考えてみました。

シンプルだからこそ匠の技が光る

千代田さんの型にはなぜこんなにも心惹かれるのか。考えてみれば、パウンド型やフィナンシェ型マフィン型などもとってもシンプル。でも、 四隅の角や、側面の立ち上がり、カープや深さなど、全てが計算しつくされ、熟練の職人さんたちが作り上げたからこそ、焼き上がりのお菓子はとっても素敵なのです。シンプルだからこそ、色々な生地の焼き菓子を焼いたり、デコレーションしたり、アレンジが自由自在。千代田さんのパウンド型を見つめていると、次は何作ろうといつもわくわくして想像が止まりません。マンケ型も、きっとそんな気持ちになるはず!と作っていただくことに決めました。

オリジナルだからこだわったサイズと角度

せっかく作っていただくので、色々な大きさの見本品を見ながら、サイズ感にもこだわりました。一般的な直径15cmは扱いやすいけど2~3人で食べるには物足りなく、1人で食べるには多すぎる。12cmだと1人分にはいいけど、少量の生地を作るのは面倒だし、プレゼントには小さすぎる。そこで、間をとっての13.5cm。1個でも様になるし、クオカオリジナル天板に4個のるので、一気に複数作ることもできます。大きさを目で見て想像するために、元々ある大きさの型でお菓子を焼いてみたり、紙粘土で作ってみたりしました。

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深さにもそれぞれの思いがあって、スタッフと千代田さんそれぞれが、これがあったら何を食べたいかを想像して、パンドジェンヌ、クラフティ、プリン、ガトーショコラ、キャロットケーキ…と色々なお菓子に使いまわせる深さを目指しました。

ついに試作品が完成!

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そして直径と深さが決まり、金型を作っていただき、できあがった試作第1号。しっかりとシリコンコーティングもされてとっても素敵な仕上がりです!わくわくした気持ちを隠しきれないまま、早速、スタッフに焼いてみてもらいました。

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こちらが焼き上がり…でも、想像と、何かが違う。サイズ感はぴったりだけど、思い描いていたフォルムと微妙に違います。改めて、お借りしていた他のサイズの型やパウンド型などと、試作品を比べてみると、角の部分が微妙に丸くなっています。これはこれでよいのですが、クオカスタッフのお気に入りはしっかりと角のたったケーキなのです。再度試作品を作っていただく手間や、納期を考えても、無理なお願いであることも重々分かっていたのですが、どうしても角を出したい!ということで、千代田さんにお願いして再度金型を作っていただきました。そうしてできあがったのが、cuoca×CHIYODAオリジナルマンケ型13.5cmです。

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再度お菓子を焼いてみて、ついに理想通りのお菓子ができあがりました。角が立っててとっても美しいです!千代田さんにはたくさんのお手間をおかけして、本当に申し訳ない…という気持ちとともに、こだわりを貫いてよかったという気持ちがわきあがりました。今回発売に合わせて用意したレシピは定番の3つ。どれをとっても素敵な焼き上がりです。

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職人さんのおかげです

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お礼を兼ねて、今回のマンケ型の「ヘラ絞り」を行なってくださった工場さんに伺いました。お伺いして改めて知ったことは、職人さんがひとつひとつ丁寧に手づくりしているということ。「ヘラ絞り」は、板を凸型にあわせて回転させながら、凸型にそうように曲げていき、最後に角を整えていきます。マシンガンのような機械でさくさくと作業されていきますが、機械で自動的に作るようにするためにも、1種類ごとに機械の設定が必要で、そこは長年の経験がないとできない技だそうです。試作品や数個の発注などは、今でも手で作業されるそうで、金属をおさえつけて曲げていくためものすごく力が必要です。作るものごとに違う凸型ももちろん金属製で、見た目以上にものすごい重たいので、腰にきます!

職人さんの熟練の技と、丁寧なお仕事のおかげでできあがったマンケ型。ぜひ皆さんに手にとっていただき、素敵なお菓子をたくさん焼いていただきたいです。また、今回、ヘラ絞りしたて!のマンケ型をいただいてきました。

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右がそのヘラ絞りしたてのものです。比べてみると、販売されている製品と色が全然違います。実はこの色は、この後シリコンコートにだす前に、金属に付着している油をとるために加熱するので、その温度変化で変わるのだそうです。ヘラ絞り加工の後にも、加熱して、シリコンコートかけて、検品して…とまだまだ多くの方々の手を経過してクオカまで届くことを考えると、ますます愛着がわきました。ぜひ皆さんも、cuoca×CHIYODA型を愛用してください。