2016年12月15日

新年を祝うフランス菓子 ガレット・デ・ロワ

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フランスでは、新年の1月6日をエピファニー(公現祭)と言い、お菓子を切り分けて食べる習慣があります。


新年を祝う王様のお菓子


そしてその1月6日に食べるのがガレット・デ・ロワ。

フランス語でGaletteは「円盤状のお菓子」、Roiは「王様」を意味し、パイ生地の中にアーモンドクリームを入れて平たく焼いたパイ菓子です。中にはフェーブというものが入っています。このフェーブはフランス語で「空豆」を意味し、昔は本物の空豆をお菓子の中に入れていたそうですが、現在では陶器の人形が一般的です。

フェーブ

切り分けてもらった中にフェーブが入っていた人は王冠を被り、王様(または王妃様)として祝福を受け、その年一年を幸運に過ごせるといいます。

フランスではクリスマスが終わると、街のケーキ屋さんやパン屋さんにガレットが並び始め、1月6日当日だけではなく1月の終わり頃まで楽しみます。

中のクリームはアーモンドクリームが一般的だと思われがちですが、実はフランジパーヌというアーモンドクリームとカスタードクリームを合わせたものがフランスでは人気です。

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お店によってはフレーバーをつけたりするので、自分のお気に入りのお店が今年はどんなガレットを売り出すのか、みんな興味津々です。

ガレットはイエスキリストの生誕を祝うお菓子ですが、フランスでは新年の象徴として家族や友人で楽しみます。

家族で食べるときは、ガレットを切り分けたらその家の一番若い子がテーブルの下に隠れます。そして切り分けたガレットを、「これは誰の分?」とその子に聞いてガレットを分けていきます。

こんな暖かいワンシーンがフランスの家庭的な風景です。

ひとりで過ごす人も、もれなくガレットを楽しめるのがフランスのいいところ。
お店には切り分けたガレットが並び、1ピースで買えるのでいろんなお店をはしごするのも楽しいですね。
もちろんフェーブも1台にひとつは入っていますので、毎年色々なお店で食べてフェーブを当てるのを楽しみにしている人もいます。

日本ではあまり有名ではありませんが、フランスの地方には様々な”王様のお菓子”があるんです。南仏では砂糖漬けのフルーツを入れたブリオッシュ生地で作るガトー・デ・ロワを好んで食べます。さすが地方色豊かなフランスですね。

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最近はガレット・デ・ロワを販売するパティスリーが増えてきましたが、新年を祝うフランス菓子、ぜひ来年の年明けは手作りをしてみませんか?
ガレット・デ・ロワのレシピなど詳細は【特集】ガレット・デ・ロワの楽しみ方をご覧ください。